NIHON UNIVERSITY SENIOR HIGH SCHOOL
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7月15日(金),SGクラスの生徒を対象に,「認知言語学ワークショップ」を開催しました。
ことばは現実世界を映し出す鏡のようなもので,私たちが経験した世界はことばの形や意味に影響を与え,同時にそのことばを通して私たちは世界を見ています。生徒は,そのような認知言語学の基本的な考え方を学びました。加えて,より先端的な研究成果への導入にもなりました。
今回は「ワークショップ」ということで,講演者と生徒との活発なやり取りを行うことができました。さまざまな文法現象の裏側に隠れていた手がかりに気づき,機械的な文法の学習に新しい一面を発見できたことでしょう。今後の英文法の学習に役立ててもらいたいと思います。
ワークショップ①:「ことばの恣意性から有契性へ ―文化記号学と認知言語学―」(松崎 祐介(本校教諭))
ワークショップ②:「認知言語学で英語の授業 ―ことばの不思議,真夏の大発見―」(水口 俊介(本校教諭))
ワークショップ③:「語彙・イディオム・構文から見える英語の世界」(大谷 直輝(東京外国語大学准教授))
今回は,事前課題として,それぞれの講演者から論文や文献が与えられました。専門的で難解な部分も含まれていましたが,生徒は熱心に読み,調べ,そして考えてくれました。そして当日は,朝から夕方まで長い勉強会となりましたが,生徒は終始興味を示し,とても熱心に取り組んでくれました。
この勉強会は,生徒とっては新しい領域に踏み入る機会となりました。一生懸命理解して新しい知識を身につけようとした経験は,今後の高校での英語の学習,さらには大学での専門研究にもつながっていくものです。2学期には「第2回ワークショップ」を実施します。次回も積極的に取り組んでほしいと思います。
(松崎)
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