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「結果より過程。でも,やっぱり結果」

令和3年3月に高等学校を卒業した特別進学クラスの生徒たちとともに3年間にわたりリアルタイムで過ごし,「ああ,いい生徒たちと3年間過ごせたな」というのが率直な感想です。

中学入試や高校入試では思うような結果を出せなかったけど,大学入試では当初の自分自身の想定よりも遥かに上を行く結果を残せた生徒には,「心からおめでとう」と言いたいです。

なかには,「自分が慶應義塾大学へ進学しても大丈夫なんですか?」と言っていた生徒もいましたが,一般入試で堂々合格し入学するのですから,むしろ,「きっちり通ってください!」と伝えました。

もちろん,その過程は,決して簡単なものではありませんでした。

成績が伸びたり,落ちたり。その過程で,面談や補習を繰り返しては,次の修正点を見つけ,また次の結果を見て,さらにまた悩む…。「何をしたらいいの??」と。

そうして,厳しい模試の結果の中にも,ほんのわずかの希望を見つけては,そこを広げていく。それを繰り返していくうちに,トップレベルの大学への挑戦権をつかんでいく生徒も出てきました。

「本当に僕が東京工業大学へ行けるなんて…。受けてもいいものなんですか? 現状の横浜国立大学という希望すら自分にとっては高望みだと思っていますが…」

「データ上は十分に狙えるし,今までの答案や君の問題の好みを考えると,深く考えるタイプの学生が多い東京工業大学はむしろ凄く向いている選択肢といえるけどね。」,そう返す私。(ちなみに,この生徒は,早稲田大学と慶應義塾大学を軽々と合格し,東京工業大学もさほど難しいことなく合格しました。本当に大きく成長しましたね!)

多くの生徒とそんなやりとりを何度も何度も繰り返しながら歩んできた3年間でした。

もちろん,栄光の影には苦い敗戦もありました(多くはないですが、、、)。

生徒にはいつも「過程を大事にしよう。過程を見てくれるのは当事者だけだから。結果だけで判断される世界だからこそ,過程を大事に。受験後の人生の方が圧倒的に大事なんだから,後の人生をよりよいものにするための通過点としての大学受験を。」と言い続けてきました。

令和2年度高等学校卒業生の大学合格実績進学状況を示す数字の陰には,そうした数多くの見えないストーリーがあったことを知っていただけると幸いです。

【令和2年度高等学校卒業生大学合格実績進学状況】

https://www.yokohama.hs.nihon-u.ac.jp/senior/course/results/

【高等学校特別進学クラスPV】

https://youtu.be/FpWuua_auuw

(星)


 

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